2017年6月16日金曜日

【ミライガク】

 経済学部の安田です。先週、6月10日(土)に株式会社マイナビ主催の進学イベント「ミライガク」にゼミ生とともに参加しましたので、その様子を簡単にご紹介いたします。

 ミライガクは高校1、2年生を対象とした体験型進学イベントで、今回は「行動経済学:経済学と心理学からマネーについて考える」というテーマでゼミ生を中心に発表を行いました。

 具体的には、リチャード・セイラー『行動経済学の逆襲』の内容をクイズ形式で発表し、高校生と対話をしながら、経済学的と心理学的の双方の考え方を紹介しました。




 例えば、あるお店で雪かき用のシャベルを1500円で販売していたのですが、大雪が降った翌朝、シャベルを2000円に値上げしたとしましょう。これは容認できるでしょうか、それとも不公正でしょうか。

 『行動経済学の逆襲』で紹介されているアメリカの研究では「容認できる」が18%、「不公正である」が82%という結果でした。

 経済学では、需要が急増した際には価格は上がるのが自然であると考えますが、多くの人の心理ではこうした値上げは不公正と感じるようです(ブースでの高校生の回答は半々くらいでした)。








 東経大ブースへの参加数は169名(総来場者数は2900人超)で、大学案内SPACEや過去問、パンフレットは早い段階ですべてなくなってしまうほど、おかげさまでたくさんの方に足を運んでいただきました(お渡しできなかった方には申し訳なかったです)。



 高校生の皆さんに少しでも経済学の面白さや東京経済大学の魅力をお伝えできたとすれば、うれしい限りです。



 夏には、オープンキャンパス(8/1,2,26,27)もありますので、もしよろしければ国分寺キャンパスまで遊びに来てください。



                       投稿者:安田宏樹